11月が終わる前に。

今年の11月は今まで以上に濃密で、だからこそ終わってしまうのがとても寂しい。

 

2日はTHE NOVEMBERSのライブを見に新木場スタジオコーストへ。

今年で結成10周年を迎える彼らの記念すべきツアータイトルは“honeymoon”

10年目の新婚旅行。

コーストで見るノベンバのライブがわたしは大好きなんです。

彼らの持ち物全てが最大限に生かされる空間だと思う。音響然り照明然り。

 

小林くんは髪の毛をばっさり切っていて、とても似合ってて素敵だった。

1曲目のクララからアンコールの今日も生きたね、までの約2時間、わたしの心と身体はステージに釘付けでした。

ノベンバのライブでしか体感できない感覚。

 

Rhapsody in beautyの時は演奏した楽曲も相まって、一方的に浴びせられる狂気にも似た美しさ、という感じだったんだけど、今回はEleganceの曲たちのおかげなのか全体的に柔らかくて包み込むような優しさを含んでいたように思えたな。

だからこそ鉄の夢みたいな曲が一層攻撃的に映った。

 

轟音が気持ちいい素敵な夜でした。

 

 

7日はdummy-xDのライブを見に池袋手刀へ。

アンクーさんとたくみさんの立ち位置が逆になっていて新鮮でした。

こういう例えはどうなんだろう...と断りを入れた上で思ってしまうんだけど、アンクーさんの目は淀んだ夜の色をしていて、こちらからの一切をシャットアウトしてしまうのに全てを見透かされたような気になってぞくりとしてしまう。

機材トラブルが残念だったけれど、アンコールのanalogicがとてもかっこ良かった。

それにしてもたくみさんのギターや立ち姿にいつもながら惚れ惚れするよ。

そこだけ空間が切り取られて時間が止まった気さえしてしまう。

ライブが終わった後に漠然と好きだなーって感情だけが残る。

クリスマスライブが今から楽しみ◎

 

9日はPELICAN FANCLUBのライブを見に渋谷WWWへ。

ノベンバ好きな人は好きだと思う、みたいな事をそこかしこで目にしたのでこれは一度ライブを見てみないとってことで。

まずライブの始まり方から面白くて、ペットボトルを捻り潰す音だけで約5分間くらい会場中の視線を集める人を初めて見ました。笑

そんなアンビエントな空間からステージに4人が出揃って一気に轟音の渦へ。

結局30分くらい実験映画を体験させられているような感覚で、1曲目のDaliが始まった瞬間周りから小さく感嘆の声が上がったのが印象的でした。

「PELICANFANCLUBの頭の中へようこそ」 もうね、痺れた。

「音楽やってきてよかった」っていうエンドウ君の言葉が胸に響きました。 

最後の最後に1992が聞けて嬉しかった。大好きな曲。

 

裏honeymoonに関してはまた別記事で。

 

 

27日はLament.のワンマンを見に池袋手刀へ。

ベントライブでは幾度となく彼らのライブを見てるんだけど、ワンマンは初めてでした。

 知ってる曲と知らない曲がほぼ半々だったかな。

ご本人達も仰っていたけどMCが不器用感満載でひやひやしました。笑

依介さんの小さい身体から響く男らしいギターの音が好き。

Lament.は結成5周年。これから年月を重ねていって10周年へと繋いでほしいです。

 

 

本当に11月が終わってしまうのが寂しいよ。